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鈴木龍太のラケットを握った外科医


鈴木龍太プロフィール
医師 専門は脳神経外科
テニスは日曜のテニススクール歴4年ですが進歩なし、ダイエット効果もなし。
tennis365.netでコラム「ラケットを握った外科医」連載
http://www.webdoctor.ne.jp で「外科医の独り言」連載
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希望と絶望

希望と絶望の図(心理図解シリーズ1)

「人はなぜ苦しむのか」と考えたことがありますか。先日長年ホスピスの医師であった小澤竹俊先生の講演を聴いて少し理解できました。ホスピスで命が限られて苦しんでいる多くの人たちと接してきた小澤竹俊先生は「人間の希望と現実のギャップ」が苦しみを生み出すと説明されました。先生は全国の中学生に向けた講演を続けていらっしゃるそうで、なるほど分かり易い表現だなと思いました。 

ここで私なりの解釈で希望を理想と言う言葉に置き換えて図に表してみました。

苦しみの構造

この図をテニスに当てはめて見ましょう。大会の優勝(理想)と実力(現実)はたいていの人でかけ離れています。絶対優勝できる実力を持っている人は稀でしょうし、どんな人でも試合に負けることがあります。それでもどんどん落ち込んで絶望してしまう人と、めげずに希望を持って頑張っている人がいます。その違いは何でしょうか?それは実力の時間的変化に関係していると考えられます。練習や試合で実力はどんどん変わります。そこでこの変化の曲線を微分してみましょう。数学は大嫌いだったから微分と言われても・・・とか微分って何だっけと思われる方も多いと思いますからちょっと説明します。曲線のある点での接線を書いたときにその傾きを求める方法が微分です。

さて元に戻って、実力(現実)の変化曲線を微分すると上に向く場合と下に向く場合があることが分かります。上に向いた矢印であれば希望が沸きます。下向きの矢印になると絶望してしまいます。この関係を希望と絶望の図にしてみました。現実は上を向いたり、下を向いたり刻々と変化します。それにあわせて「ヨシッ!!頑張ろう」と奮起したり、「もう駄目だ」と落ち込んだりするのです。

苦しみと希望の構造


苦しみと絶望の構造

どうですか、少し自分の心理状態がわかったでしょうか?現実を振り返ると人間は絶望することのほうが多いかもしれません。次はどんなに絶望しても希望を持てる心理を考えて見ましょう。


参考文献:
小澤竹俊著 苦しみの中でも幸せは見つかる 扶桑社 2004年
小澤竹俊著 13歳からの「いのちの授業 大和出版 2006年
コラム | 投稿者 鈴木龍太 16:10 | コメント(6) | トラックバック(0)
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