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鈴木龍太のラケットを握った外科医


鈴木龍太プロフィール
医師 専門は脳神経外科
テニスは日曜のテニススクール歴4年ですが進歩なし、ダイエット効果もなし。
tennis365.netでコラム「ラケットを握った外科医」連載
http://www.webdoctor.ne.jp で「外科医の独り言」連載
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人間誰でもリモデリングで生まれ変われる

大失敗をした時やすごく苦しい時「生まれ変われたらいいのに」とか思ったことはありませんか?

でも本当は人間誰でも生まれ変わっているのです。けがをして傷ができても暫くすると傷は治っています。これは皮膚が新しくできて入れ替わるからです。

このように人間の臓器はいつも再生しているのです。でも骨みたいな硬いものは一度できたらそのまま変わらないように思いますよね。

実は骨も絶えず壊れて吸収され、そして新しく再生しているのです。年齢や健康状態によって違いますが成人でも10年から20年経つと骨は完全に生まれ変わっています。

この現象をリモデリングといいます。人間誰でも生まれ変われるのです。

でも脳と脊髄は再生できないので、生まれ変わったとなかなか実感することができないのが残念ですが・・・。


骨のリモデリングはすごい力を持っていますが、子供の場合はリモデリングだけでなく骨を形よく造ろうとするモデリング現象もあります。

骨折して骨がずれてしまった時は手術しなければいけないと思っていらっしゃる方も多いと思います。

でも子供では手術をしないほうが良いことが多いのです。折れた骨と骨がどこかで接触していればリモデリングで一本の骨につながりますし、骨が曲がってくっついてもモデリングで真っ直ぐに治してしまいます。
5歳以下では30度、8歳までは20度、10歳で15度位曲がっていても半年くらい経つときれいで真っ直ぐな骨に置き換わります。凄いですね。骨折が治って左右の足の長さが違ってしまってもモデリングで長さを調節するのである程度矯正することもできます。

でも成人の場合は骨がくっつくのに時間がかかり、筋肉が固まって拘縮したりモデリング作用が無い為手術で治さなければならなくなることが多いようです。

骨折の治り方

骨折が治るときに一つポイントがあります。骨折面がきれいにピッタリと隙間無くくっついていると逆に治りにくいのです。骨と骨の間に隙間があって適度の刺激を受け出血すると血液が溜まります、そうすることで血液や炎症細胞から再生を進める物質がでて骨と骨をしっかりとくっつけるのです。

あなたも生まれ変わった身体で人生をやり直してみては如何ですか?
コラム | 投稿者 鈴木龍太 15:54 | コメント(1)| トラックバック(0)

年上女房は7歳上

先日平成17年の日本人の平均余命が発表されました。男性の平均余命は78.53年、女性の平均余命は85.49年と前年と比較して男は0.11年、女は0.10年短くなりました。これはインフルエンザの流行のせいだそうです。男性は少し順位が下がって世界で6番目の長寿国ですが、女性は今でも世界一の長寿国で、男女の平均余命の差は、6.96年で益々拡大しています。年上の女房は金の草鞋を履いてでも探せとか、七つ違いは鉦(かね)や太鼓で探せと昔からいいます。このことわざの通り、夫婦二人で一緒に死のうと思ったら7つ上の奥さんが一番です。

長寿社会を反映して私の患者さんにも90を越えて元気に病院に通ってこられる人が随分増えました。10年位前には90歳の患者さんは珍しかったものです。その頃の90歳は車椅子に乗っいて自分で喋ったりしないで、大声で耳元で喋っても「えっ」「えっ」としかいえずちゃんとコミュニケーションが取れなかったものです。でも今の90歳は違います。自分で歩いてきて、耳も目も話しもしっかりしています。随分変わったものです。元気な90歳は楽しそうです。でも80歳くらいの人にあと10年は大丈夫そうだから90歳までは生きますよというと嬉しそうにする人と、もう生きてるのが嫌だからどうにかしてくださいという人の半々に分かれます。70歳の人もあと20年はあると思ったほうが良さそうです。その20年をどう生きるか、今から対策を練っておかないといけませんね。
知って損する健康知識 | 投稿者 鈴木龍太 16:07 | コメント(3)| トラックバック(0)

ウインブルドンへ行こう

ウインブルドンは誰もが認めるテニスの聖地です。でも「ウィンブルドンはどこにあるの?」という問いに明快に答えられる人や、実際に行ったことのある人は少ないのではないでしょうか?先日学会でロンドンに行きました。調べてみるとウインブルドンはロンドンから1時間もかからないところにあるのです。そこで思い立ってウインブルドンに行ってきました。正式には「The All England Lawn Tennis and Croquet Club」というプライベートクラブです。丁度The Championship が終わった直後で静かでしたが、厳粛な雰囲気は伝わってきました。

ガイドブックにもあまり詳しく出ていないので今回はウインブルドンの行き方をガイドしましょう。皆さんも機会があったら是非行って下さい。試合がなくてもWimbledon Lawn tennis Museumがありますし、ツアーもあります。雰囲気を感じるだけでもテニスがうまくなった気がしますよ。
ロンドン中心からウインブルドンに行くには2通りの行き方があります。まずは地下鉄(underground もしくはtube)です。ロンドン中心とはバッキンガム宮殿のそばの駅のグリーンパーク駅ということにしましょう。グリーンパークからピカデリー線に乗って10分位でアールズコート駅に着きます。ここでディストリクト線に乗り換えですが、同じホームから行き先が全く違う電車が4種類も出ています。ホームの上にぶら下がっている掲示板を見て行き先がウインブルドンと書いてある電車に乗って下さい。他の電車はウィンブルドンには行きません。20分程度でウインブルドンに着きます。ウインブルドンの二つ手前のサウスフィールドからはクラブまで歩いて15分位で着きますが、終点のウィンブルドンからですと歩いて20分かかります。

もう一つの行き方は列車(Britrail)を使う方法です。日本で言う地下鉄とJRの関係のようなものです。グリーンパーク駅から地下鉄のジュビリー線に乗ってウオータールー駅で降ります。そこで列車(キングストン方面)に乗り換えて約15分でウインブルドンに着きます。地下鉄と同じ駅ですから、駅からの行き方は同じです。私たちはウインブルドン駅からタクシーでクラブまで行きました。10分もかからず、5ポンド(約1000円)でした。バスもあり、一人1.5ポンドです。

ウィンブルドンの駅
ウインブルドンの駅で


ロンドンの地下鉄に乗るときに注意しなければいけないのは切符の買い方です。一回乗るだけの切符を買うと3ポンド(約600円)もとられます。1-4ゾーンの一日券を買うと5.4ポンド(約1100円)で地下鉄もbritrailも一日中乗れるので安くて便利です。切符はきちんと調べて買ってから乗らないと出られなかったり、損したりしますから要注意です。

ウインブルドンのセンターコートは試合直後で工事中でしたが、Wimbledon Lawn tennis Museumは開館していました。一番印象に残ったのは統一された色使いでした。ウインブルドンの2本のラケットが交差したロゴが緑、紫、白を使っています。クラブ全体がこの3色でまとめられていて、文字は目立つように黄色を使っていてとてもすっきりした印象です。クラブのプライドを感じますし、ウェアの色を白に統一するのも当然のことのように感じました。実はこのロゴは日本人の佐藤忠敏氏の作品だそうでグラスコートの緑、ラインの白、伝統の紫紺を使ったそうです。

ロンドンに行ったときに是非一度ウインブルドンを訪ねてみてください。でもウインブルドンに行くなら色はやはり白を基調にしましょう。私はロンドン初心者なので別のいい行き方もあるかもしれません。もしあったら教えて下さいね。

ウィンブルドンの色使い
No1コートと施設の色使い

コラム | 投稿者 鈴木龍太 12:34 | コメント(7)| トラックバック(0)
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