2006年08月21日
病院が無くなる
日本の病院は全部で約9200件あり、ベッド数は120万ベッドです。人口から計算するとベッド数は60万ベッド位が世界の標準ですので、日本の病院ベッド数は随分多いということになります。
でも入院ベッド数が多いからと言って十分な医療が受けられるかと言うと、それほど簡単ではありません。1ベッドあたりの医師や看護師、技師などの人数を見ると日本は米国の5分の1位なのです。
つまり日本では入院ベッドは多いけれど、それに関わる医療職員が少ないのです。これでは医療の質を維持できませんし、医療者も負担が多くて大変です。
そこで厚労省は入院ベッドを減らす対策を打ち出しました。入院ベッドは急性期病院(約50万ベッド)と精神病院(34万ベッド)と療養型病院(38万ベッド)に分かれます。これから5,6年のうちに療養型病院が20万ベッド位減ります。こうすることにより人材と資源を急性期病院に集中させて、医療費を上げずに日本の医療の質を向上させようというものです。悪くないやり方です。
でも現在療養型には高齢者が多く入院しています。療養型病院が無くなったらこれらのお年寄りは何処へ行くのでしょうか?老人ホームや在宅支援を充実させるようですが、きっとどこかにしわ寄せが行くだろうと思っています。
でも入院ベッド数が多いからと言って十分な医療が受けられるかと言うと、それほど簡単ではありません。1ベッドあたりの医師や看護師、技師などの人数を見ると日本は米国の5分の1位なのです。
つまり日本では入院ベッドは多いけれど、それに関わる医療職員が少ないのです。これでは医療の質を維持できませんし、医療者も負担が多くて大変です。
そこで厚労省は入院ベッドを減らす対策を打ち出しました。入院ベッドは急性期病院(約50万ベッド)と精神病院(34万ベッド)と療養型病院(38万ベッド)に分かれます。これから5,6年のうちに療養型病院が20万ベッド位減ります。こうすることにより人材と資源を急性期病院に集中させて、医療費を上げずに日本の医療の質を向上させようというものです。悪くないやり方です。
でも現在療養型には高齢者が多く入院しています。療養型病院が無くなったらこれらのお年寄りは何処へ行くのでしょうか?老人ホームや在宅支援を充実させるようですが、きっとどこかにしわ寄せが行くだろうと思っています。