2007年05月28日
医者の出張
皆さん仕事で出張するときに自分のお金で旅費やホテル代を出すなんて考えたこともないですよね。ところが医者の世界は違うのです。病院によって違いますから一概には言えませんが、私の病院では1年に1、2回だけ病院で学会に行く旅費を出してくれますが、後は全部自分持ちです。今まで幾つかの病院に勤務しましたが同様です。厚労省や文科省の研究費をもらっている場合はそこから出したりします。ちょっと有名になると学会から招かれて相手持ちで学会に行くこともあります。でもそういうケースは稀ですから殆どが自費になります。医者で国際学会でフランスへ行って発表などと聞くといかにもかっこ良く聞こえますが、内実は火の車でやりくりして旅費を捻出しているのです。ではなぜそんなにまでして学会に行くのでしょうか。学会では最近の標準的治療や新しい医療を学びます。また自分の研究成果を発表したり、座長と呼ぶ司会をしたり、知り合いと情報交換をします。それもこれも患者さんの病気を治そうという気持ちが動機です。同じ動機から病院で遅くまで患者さんを見ていても特別残業手当がつくわけではありませんし、新聞にもでていましたが当直をしても翌日は平常勤務です。ほとんどボランティアの世界です。そんなわけで医者も大変なのだと分かっていただけたらと思います。
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2007年05月28日
医者の出張
皆さん仕事で出張するときに自分のお金で旅費やホテル代を出すなんて考えたこともないですよね。ところが医者の世界は違うのです。病院によって違いますから一概には言えませんが、私の病院では1年に1、2回だけ病院で学会に行く旅費を出してくれますが、後は全部自分持ちです。今まで幾つかの病院に勤務しましたが同様です。厚労省や文科省の研究費をもらっている場合はそこから出したりします。ちょっと有名になると学会から招かれて相手持ちで学会に行くこともあります。でもそういうケースは稀ですから殆どが自費になります。医者で国際学会でフランスへ行って発表などと聞くといかにもかっこ良く聞こえますが、内実は火の車でやりくりして旅費を捻出しているのです。ではなぜそんなにまでして学会に行くのでしょうか。学会では最近の標準的治療や新しい医療を学びます。また自分の研究成果を発表したり、座長と呼ぶ司会をしたり、知り合いと情報交換をします。それもこれも患者さんの病気を治そうという気持ちが動機です。同じ動機から病院で遅くまで患者さんを見ていても特別残業手当がつくわけではありませんし、新聞にもでていましたが当直をしても翌日は平常勤務です。ほとんどボランティアの世界です。そんなわけで医者も大変なのだと分かっていただけたらと思います。
知って損する健康知識 | 投稿者 鈴木龍太 18:49 | コメント(0)| トラックバック(0)
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