tennis365.net テニス365ブログ 新着記事を読む ]    [ テニス365 ホームショッピングニュースログイン ]

鈴木龍太のラケットを握った外科医


鈴木龍太プロフィール
医師 専門は脳神経外科
テニスは日曜のテニススクール歴4年ですが進歩なし、ダイエット効果もなし。
tennis365.netでコラム「ラケットを握った外科医」連載
http://www.webdoctor.ne.jp で「外科医の独り言」連載
<<  2007年 2月  >>
        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28      
最近の記事
健康食品
03/04 18:40
患者さんもご協力を
02/18 13:47
肩の痛みに効く胃薬
02/04 22:02
病院から医者がいなく…
01/07 21:54
ドーピングの話
12/10 20:39

やっぱり牛乳が一番

骨を丈夫にするためにはカルシウムが必須です。体内にあるカルシウムのうち99%は骨に蓄積されていて、残りの1%が血液や体の他の細胞にあるのです。カルシウムの働きは骨を作っているだけではありません。残り1%のカルシウムが色々な臓器の細胞を働かせていて、これがないと人間は生きていけません。脳の細胞もカルシウムがないと全く働きません。ですから血液中のカルシウムの濃度を一定に保ち細胞に十分なカルシウムが行くようにすることが大切なのです。それには女性ホルモン(エストロゲン)や副甲状腺ホルモンが関係しています。エストロゲンは小腸でのカルシウム吸収を促進し、腎臓での活性型ビタミンDの生成を促進します。女性が更年期になるとエストロゲン分泌が減少し、カルシウム不足になります。血液中のカルシウムが少なくなると副甲状腺ホルモンが作用して骨を溶かしてカルシウムを血液中に放出します。そうすると骨がどんどん弱くなります。これが良く聞く骨粗鬆症(こつそしょうしょう)です。

日本人の必須カルシウム摂取量は一日最低600mgです。成長期の子供や妊婦は900mg必要で、母乳で育児をしている場合は更に沢山のカルシウムが必要です。カルシウムは体内で作ることができませんし、食べ物からのカルシウムは吸収されにくいので多めに摂取することが必要です。10月のコラム「人間誰でもリモデリングで生まれ変われる」で書いた骨の再生もカルシウムがないとできません。スポーツをしたときもカルシウム必要量が増加します。

でも最近の日本人の子供はカルシウムが足りないといわれます。その理由のひとつが加工食品やインスタント食品の摂りすぎです。加工肉や練り物、スナック菓子にはリン酸塩が多く含まれています。リン酸塩は折角摂ったカルシウムと結合してリン酸カルシウムになってしまい、吸収されずに体外に出てしまうのです。

やっぱり牛乳が一番


カルシウムを摂りましょうと言うと決まって牛乳を飲みましょうという話になります。牛乳はカルシウムを沢山含んでいますし、カルシウムの吸収率が断トツに高いのです。でも牛乳を沢山飲んでもカルシウムが吸収されなければだめです。カルシウムの吸収にはビタミンDが必要です。ビタミンDは青魚や卵、椎茸などに多く含まれます。牛乳とビタミンDを一緒にとればカルシウムの摂取量が増大します。ビタミンDの素は皮膚にたくさんありますから、夏なら木陰で30分、冬なら日光浴1時間でビタミンDが必要量作られます。皆さんも骨を強くしたいと思ったら、きのこを食べて牛乳を飲んだ後、太陽の光を浴びながらテニスをしましょう。DSで検索するとシチューと出るかもしれません。
コラム | 投稿者 鈴木龍太 15:44 | コメント(0) | トラックバック(0)
最近のコメント
riveted De…
コーチ 人気 10/31 07:00
weak, Xiao…
coach 財布 10/31 07:00
I want to …
Ava 10/29 22:55
The staff …
MCM 財布 2012 10/29 03:14
That was t…
MCM 激安 10/29 03:14
最近のトラックバック
致命傷?! …まさか…
03/30 08:25
大阪はなんでも大阪弁…
01/30 11:49
腰椎分離症
01/10 10:05
腰椎分離症
01/10 10:00
腰椎分離症とテリア犬
09/22 00:26
このブログサービスは「テニス365 テニスブログ」で運営しています。テニス365会員なら無料でご利用・作成いただけます。